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庭のハグロトンボ

我が家の庭に毎年(ここ数年)夏から初秋にかけてハグロトンボが数匹(4匹~5匹位)飛んできます。
(別名:ホソホソトンボ)と言います。 漢字で書くと羽黒蜻蛉です。

細長く、黒っぽい翅(はね)を持った、ヒラヒラと飛ぶトンボです。
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オスの胴体は、全緑色に輝き、メスは全身が黒。

オスは、腹長(42~52mm)・翅開長(35~42mm)
メスは、腹長(40~80mm)・翅開長(36~44mm)
(卵期間:2~3週間程度 ・ ヤゴの期間:1~2年程度 ・ 幼虫で越冬。)
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平地や丘陵地の水生植物の生えたゆるい流れを好み、河川の岸辺で見られる。
住宅地の周辺でも発生していることがある。
(因みに、我が家の庭は少し暗くひんやりした感じがします。)
本州から四国・九州まで広く分布しているトンボです。
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翅(はね)が黒いこと、あるいは昔、既婚の女性がつけたお歯黒からその名がついたようです。
地方によっては『神様とんぼ』とも呼ぶそうです。

トンボは数いる昆虫の中でも、『人にとっても身近な昆虫の一つ』と言ってもよいでしょう。
幼虫の時にはミジンコ・オタマジャクシ・小魚などを捕って大きくなり、成虫になってからは
蚊や小さな蛾など他の昆虫を食べ物としています。

『勝ち虫』とも呼ばれ、縁起の良い虫として甲冑や武具衣装などの装飾に用いられています。
前にしか進まず、素早く飛び回る害虫を捕食するなど、前進するのみで、後退しない攻撃的な姿から
そう呼ばれています。
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縁起の良いトンボですので、何か良い事を運んでくれるような気がします。
毎年庭に来るのを楽しみにしています。
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